価値観が変わった話

ここ数ヶ月、自分の考え方が少しずつ変わったと感じる。

 

これまでは、刺激が一番!ドキドキワクワクする毎日を過ごすことが自分の価値観の頂点だった。仕事にやりがいあって、おもしろい友達がたくさんいて、アップダウンもあって、すごい!と刺激をもらえる人に囲まれて生活するのが理想だった。つい数ヶ月前までは。そういうすごい人たちに追いつきたくて、海外を目指したのもあるかもしれない。

 

それが、本当にここ23ヶ月くらいでガラッと変わった。僻地にきて仕事もあまりない不安定な時期を過ごした影響も大きいかもしれない。来週の家賃に追われ、仕事があるか、クビにならないかも確証がない中、平常心で笑って過ごしてた経験はとても大きい。確かに刺激的ではあるけれど、絶対的な自分の味方がいないことがとてつもなく心細かった。みんながみんな自分の生活がかかってるから余裕なくて、孤独で。前進するしか選択肢がない中で生活するのは、今考えると大変だった、のかもしれない。今は、大切な人が近くにいて、守るべき存在がいて、仕事があって、毎日のご飯が美味しくて、「美味しいね」って笑い合える時間があって、そんな自分がちょっと好きに思える生活が送れたら私は幸せだなと思う。日常に大きな刺激はなくてもいいかな。小さなサプライズとハピネスと、笑顔があれば充分。やっと落ち着きを求められるようになった自分に感動すらしている。気付かせてくれたパートナーに感謝して、再会を楽しみに、今を全力で過ごそうと思う。アヒージョ美味しかった。